宣言してから行動すると上手く行くというお話。「自分は今日何をしたんだろう。」と1日の終わりに振り返っても思い出せない。なんとなく一日を過ごしただけで終わった。みたいな。特に休みの日そんなことありますよね。そういう人にオススメの方法です。
前の日に明日の予定を組むとします。「明日掃除をしよう」と決めても当日出来ないことがあります。突発的な用事が出来たり、ただ単に面倒くさくなったり。今からお話する方法は、前日に決めるのではなく物事をする直前(数秒前)に声に出して宣言してから実行する方法です。
使用するアプリ
アプリは使わなくても出来るのですが、結果を残したいので私は「DayEntry」というアプリを使っています。
「DayEntry」で投稿すると「Evernote」にその日、1日分の出来事をまとめてくれます。
毎日ルーティーンしていることも、思いつきで行動したことも、ふと思ったことなども、全て時系列でまとめられます。「時刻」と「地図」は自動で付けてくれます。この地図リンクは「地図」をクリックするとその書き込んだ時の場所がマップで表示されます。旅行に行った時、日記としてあとでまとめる際とても重宝しています。
このように、時間をバラバラに送信したにも関わらず、1日分として綺麗にまとめられます。日記としても使うことが出来て私の中では使用頻度がとても高いアプリです。ちなみに一番下の「吉田野菜」は「切った野菜」と音声入力時の誤変換です。自分がわかればOK。
掃除や整理で威力を発揮
この方法、部屋の片づけ時や整理整頓の時に威力を発揮します。「明日はあの部屋を掃除しよう」と目標を立てても途中で挫折してしまう人におすすめです。
途中で掃除を挫折した場合は、実行自体は出来ているのでまだマシですが、掃除に取り掛かることすら出来てない、はたまた、1ヶ月掃除をしないまま時が経ってしまったというような「結果何も出来てない」状態を減らすことが出来ます。
行動の直前に宣言する
掃除の場合でお話します。「埃は上から下に落ちるのでカーテンの上、タンスの上、等から掃除を始める」などという、掃除の順番などは一切考えずに実行します。目についたものをどうするか宣言してから実行、ただそれだけの繰り返しです。1つ1つ「DayEntry」に声に出して音声入力します。
「DayEntry」は開くとすでに送信する画面になっています。
マイクボタンを押して音声入力し、送信するだけです。
掃除は細かく分けると続けられるでしょう。洗い物をする場合もただ「洗い物をする!」と宣言するのではなく、
・皿を洗う
・鍋類を洗う
・コップを洗う
と3つに分けてもいいのでとにかく口に出して宣言してから実行します。この方法は、宣言して実行し完了するまでがものすごく短期ですが、この小さい繰り返しの積み重ねが重要で、確実に作業が進んでるのが実感できると思います。
掃除以外でも使える
実はこの方法、掃除だけの用途で使うのは勿体なくて、普段のするべきことも、宣言してからするのもいいと思います。「歯磨きする」でもなんでもです。必ず直前に声に出して宣言してください。
・DayEntryに「歯磨き」と音声入力し送信(宣言)
・歯を磨く(実際に行動する)
コーヒーを入れて、飲んで、片づけるまでの工程を全て分けてもいいです。
・お湯を沸かす
・コーヒー飲む
・片づける
音声入力が面倒くさくなったら大きく分けても構いません。「コーヒーを飲む」だけでOK。自由です。
一度、朝起きてから寝るまでの丸一日全てを宣言してから実行してみてください。
宣言は「声」に出すのが重要
もちろん「DayEntry」は指で文字を入力することもできますが、音声入力を推奨します。「声に出す」という行為は「今からやるぞ!」という気持ちを高めることができ効果的です。
・やるぞ!と決めて → 出来た! → 次何をしよう!
このように小さい達成感が積み重なって「自分は決めたら行動できる人間なんだ」と自身が持てるようになってきます。
外出時も「セブンイレブンに入る」というように記録していくとライフログにもなりますね。あとから行動記録日記を付ける時に役立ちます。
GPSで自動で現在地を記録できるアプリもありますが、バッテリーがものすごく減りますよね。GPSの精度が悪くてたまに関係のない場所を記録することもあります。
とはいえ外で音声入力を毎回するのも大変というか周りから「何をやってるんだろう」と思われ恥ずかくなるかもしれません。外ではタップ入力でもいいかなと思います。または、誰かと電話してる感じで「えっと今?セブン○○店だけどー」と音声入力するのもありですね。
まずは家に居るときに使ってみてください。お休みの日に丸一日家に居ても、この方法を使っていると「今日は何もしなかったなぁ」という事が無くなるはずです。
「宣言即実行」これが肝
少し未来の予定を宣言するのではなく、行動しようとする直前に宣言するのです。実行できたという成功例が少しづつ増え、「私はこれをやる!と宣言するとほぼ実行できてるなぁ・・」と感じ、何事にも自信に溢れてくるようになります。
キッチンに用事があるとします。「キッチンへ行く」と音声入力します。見事キッチンへ行けましたね。歩くだけなので簡単です。そこで目についたものは、床に輪ゴムが落ちていました。「輪ゴムを拾って片付ける」と音声入力してから片付けます。1つ1つです。見事片付けられました。簡単です。できそうなことをクチで言いながら実行し、確実に終わらせます。
この「宣言行動法」を続けていて私の中で何が変わったかというと、ずっと家の中の同じ場所で居る事が少なくなりました。なにか出来るものが無いかと動くようになり、必然的にカロリーも消費され、いいことだらけです。1人でスマホに音声入力しながら行動してるのはハタから見ると滑稽かもしれませんが、家の中なので大丈夫です。^^;
なぜ私が淡々と音声入力しながら行動という一見面倒くさくなるようなことを持続できてるかというと、あとから「Evernote」に溜まった「今日できた事リスト」を見るのが楽しみだからというのもあります。なのでアプリとか何も使わなくてもできるんですけど、結果が見えたほうが断然いいと思います。「DayEntry」と「Evernote」の連携是非お試し下さい。どちらも基本無料アプリです。
少し間違った使い方
ちょっとこれは避けたほうがいいかな、という使い方を言います。家にいる時点で「今からコンビニに行って○○を買う」これは行動の直前ではなく未来なので、宣言しないほうがいいですね。失敗する可能性があります。コンビニに向かう途中で友達に遭遇し、しゃべりこんで喫茶店に行くようになるかもしれません。
頭の中で「コンビニで買うものがある」と留めるだけにしておいて、「玄関を出る」から始めてください。宣言は数秒で行動に移せる事柄だけに限定します。何度も言いますが成功例を増やすんです。
玄関を出る前に「スリッパを脱ぐ」でもいいです。確実に出来ますよね。出来なかったらその後に「スリッパを脱ぐのを失敗」と音声入力してもいいです。笑。
記録をするのが楽しくなる
丸一日記録するのは最初は大変かもしれませんが、ハマってくると楽しくなってきますよ。家の中がみるみる片付いてくるのが判ってきます。
この方法を使わずに掃除をするとどうなるかと言うと、なんとなーく全体を掃除しているだけで終わってしまいます。机の上の雑誌を移動したり散らばってる鉛筆を引き出しに戻したり、机の上をさらっと拭いたりという事実があるのに、あまり掃除できてないような感覚で終わってしまうんです。
まとめ
まずは掃除の時に今回紹介した「宣言即実行法」をやってみてください。いい結果がでるはずです。ゲーム感覚で楽しめるようになればしめたもの。一日の終わりにEvernoteに蓄積された行動履歴を確認してみてください。「こんなに成功したんだ!」って感じるようになるはずです。
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