排水管の詰まりのほぼ9割はアレで直せる

排水管が詰まって水が流れなくなった時、すぐに業者を呼ぶのはちょっと待った方がいいです。詰まりの8割はアノ道具で解決できます。あの道具とは、

ラバーカップです。

突然シンクの排水管が詰まった

ある日、突然シンクの排水管が詰まって水が流れなくなりました。徐々に流れにくくなってたわけではなく突然です。解決法をネットで調べてみたらラバーカップを使うといい！と書いていたのですが持ってなかったし、買うにしても夜中だったので、まずあらゆる方法を試しました。

以前トイレが詰まって業者さんを呼んだことがあります。その直後「ラバーカップ買って置いとこう」と思ってたんだけど結局買わず。買っておけば良かった。地震直後に「次の休みの日に非常食を買いに行こう」と思っても、地震がない日が続くと忘れる。そんな感じですね…。

まず洗浄剤を試すことに。すでに水が完全に詰まってしまっている場合は、そもそも水が流れない状態なので、どう考えても使えませんね。とりあえずお湯を張って洗浄剤を溶かして朝まで放置してみたのですが、溜まってた水量は1ミリも変わらずです。

排水管に差し込んで異物を掻き出すという道具。数年前にセリアで買ったまま一度も使ってません。やっと使える日が来ました。

排水口に棒を突っ込んでゴソゴソゴソゴソ。根元まで入った。スティックの長さは50cmあるので、50cmの間は何も詰まってないということになる。途中で異物がある感覚は無し。引っ張りだしても何も取れていません。もっと奥の方で何かが詰まってそうです。ということで棒作戦も失敗。

2Lの大きなペットボトルを逆さにし、ボトルの口を排水の入り口にかぶせ（うまい具合にピッタリ合う）そして、ボコボコとペットボトルを指で減っこませたり膨らませたりして、その空圧で詰まりを取るという方法。

これもダメでした。ひどい詰まりなのか、空圧が弱すぎて何の変化もなかったです。詰まりの初期段階なら成功するかもしれません。

最後の手段はこれです。ラバーカップ、通称スッポン。トイレで使われがちですがシンクやお風呂でも使えます。でもトイレで使った後は抵抗があるので、2本置いておいた方がいいかもしれませんね。次の日に朝イチでラバーカップを買いに行きました。そのお店には3種類あって、一番オーソドックスなものを購入しました。

が、

ラバーカップのクチの直径がシンクの排水径とギリギリだったため、押したり引いたりする時にズレるズレる。若干やりにくい。「ツバ」付のものを買ったほうが良かったかもしれません。

「ツバ」付きは複雑な形状でも綺麗に覆えるし、密着性も高い。作業中もズレにくいと思う。数百円高かっただけで躊躇してしまった。

さてここからが作業です。シンクに水を 10cmほど溜めて（というかすでに詰まってるので10cmはずっと溜まってる）、ラバーカップを排水の口に当て、ラバーカップの取っ手を両手で持ってゆっくり押し、引く時に一気に引きます。ズブブブという音がするけどまだ詰まってる様子。水は減らない。

5回ほど押したり引いたりしていたら、ガバッ！ゴボボボボ！と、一気に水が通りました。感動！というかむっちゃ気持ちいい！耳垢がゴッソリ取れた感じ！ラバーカップ考えた人すごいなぁ。

詰まってたものが排水管の奥から一部逆流してきて、確認すると油の塊でした。長年少しづつ排水管の途中で溜まり固まったんでしょうね。色はピンク。ピンクサーモンがまるごと出てきたのかと思いました。ブヨブヨした塊。ドロン！と奥から出てきたんです。これは詰まりますわ。ペットボトル法ではビクともしないわけです。

日頃から定期的に洗浄剤で綺麗にしておいたほうがいいですね。でも次回詰まっても「ラバーカップがある！」というなぞの安心感が出てきました。これがダメなんですけどね。業者さんを呼んだら8000円から2万円位かかるようですよ。

ちなみにトイレが詰まった時の料金は2,000円でした。できたてホヤホヤの業者さんだったようで、多分オープンセールだったのかな。一家に一台、置いておいて損はない道具です。ラバーカップ。